森の本屋さん
森林療法関係
「森林療法」という言葉が公式に使われだしてから十数年になり、現在では「森林セラピー」という言葉とともに静かな広がりをみせています。TVなどでも取り上げられ、森の持つ癒し効果が科学的にも証明されてきました。
しかしながら、まだ十分理解されていないところもありますので、私の所有している書物を中心に良いと思われる本をご案内しますので、購入されてご理解を深めて頂ければ幸いです。
森の不思議
最初に購入したときはなかなか読めなくて本棚に埋もれていたこの本が、10年ほどして目にとまり読み出すと一気に読んでしまった。そして、この中に書かれていた「森林療法」という言葉に惹かれて森林療法の世界に踏み込んでいったきっかけの本です。
温泉と健康
温泉が人に与える影響をわかり易く解説し、生体リズムを取り入れた温泉療法だとか、温泉が自然豊かな環境に多く存在することから、様々な自然療法との組み合わせた「第6章自然の中で心身を癒す」など、とても参考になります。
森を歩く 森林セラピーへのいざない
森林ジャーナリストの著者が、森林の持つ癒し効果について興味を持ち、静かなブームになっている「森林療法」「森林セラピー」の成り立ちや、全国にあるセラピー基地を訪ねた時のルポなどを記載してあり、森の持つ癒し効果と現状についてわかりやすく纏められています。
森林療法の手引き 地域でつくる実践マニュアル
「森林療法」という言葉を公式に使い出した日本における第一人者である筆者が、「森林療法」に関わりたい人向けの入門書として書かれた本で、森林療法の概念やフィールドの活用の仕方、プログラムのつくり方などを分かりや書かれていて、これから実践しようと思っている向けの本です。
森を歩く―森林セラピーへのいざない (角川SSC新書カラー版)
新品価格 |
「森林療法」という言葉を公式に使ったに筆者が立ち上げた「NPO法人日本森林保健学会」が編集したものであり、「身近な森林を使って森林の回復と人間の回復とを共に行っていく姿勢ある」とされている。
私は、身近な森を使うということは、このような活動の本質だと認識しています。日常的に森を使って健康増進に役立てる。それは身近な森しかできないという思いがあるからです。
その上からも、読みたい1冊です。
森林浴の森100選
森林浴に行きたいがどこに行けば良いかわからない。といった人におすすめの本です。全国の代表的な森林公園や、自然休養林、県民の森などを解説していて、身近な森、旅行先の森など、誰れもが楽しめる森を上げています。
森林浴の森100選―見直したい日本の「美」 (主婦の友ベストBOOKS)
新品価格 |
森林セラピー養成テキスト
NPO法人森林セラピーソサエティは、毎年6月に森林セラピー検定試験(2級、1級)を行っていますがその検定用のテキストで、森林関係から、医学、薬学、アロマセラピー、健康・心理学、赤十字救急法など幅広い分野にまたがっています。
私も、このテキストと講習の時に配布される副読本(2冊)の3冊で勉強して、なんとか合格し森林セラピストの認定を受けました。
事例に学ぶ森林療法のすすめ方
森林療法の第一人者が(前出)が様々な分野で森林療法を実践している人たちを取り上げ、その人たちの活動報告的なものですが、活動の幅の広さに森林療法の奥の深さが感じられる1冊です。
事例に学ぶ森林療法のすすめ方―医学・教育からツーリズム、市民レベルでの活動まで
新品価格 |
気功関係
気功は多くの流派がありますので、ここでは私が持っている本の3冊を載せています。いずれもわかりやすく動作も簡単なので、誰でも取り組みやすいものになっています。
病気が治る「気功入門」
通算18年以上も中国で気功と中医学を学ばれた著者が、気功の本質をわかりやすく説明し、症状別の気功法をDVDで実演して理解しやすくなっています。僕も、このDVDで覚えた気功法を森林セルフケアの体験会で行ったところ、参加者から「とてもリラックスして、心が落ち着きました。」という言葉をいただきました。
やさしい樹林気功
楽しいイラストをふんだんに盛り込んで、わかりやすい構成になっています。そして、「命豊かな自然には、私たち人間に計り知れない大自然の治癒力がみなぎっています。(中略)この事実への気づきと、そうした森や生命が存在し続けることへの感謝につながっていける一つの方法が、樹林気功です。」と述べています。これがすべてを表現しているように思いました。
病気が治る「気功入門」DVDブック―伝説の気功家・中健次郎が伝授!
新品価格 |
その他
心と体をケアする治療施設「穂高養生園」は、「食、動、想」へのアプローチが主な治療プログラム、としています。
新鮮な季節の野菜を使ったレシピは、季節の体の状態に合わせて説明されていて、美しい写真に目が癒されます。
「自分の体は自分で守る」というコンセプトから「食養」に重きをおき、食だけでなく生き方にも影響を与えてくれる1冊です。
森が消えれば海も死ぬ
生命の誕生から森の生い立ちを詳しく説明していて、森が生物たちに与える影響をわかりやすく説明しています。私もこの本で森の誕生と、森が与える生き物への影響に大きな興味を持ち、森の持つ癒し効果を森の歴史から考えてみたいと思ったきっかけの本です。
森が消えれば海も死ぬ―陸と海を結ぶ生態学 第2版 (ブルーバックス)
新品価格 |