今日の参加者は、大房岬自然公園を管理している団体のスタッタフなど3名です。午前中にビジターセンターで森林セラピーの概論を説明し、午後から実地に入りました。
前日の雪(こちらではミゾレだったそうです)で地面が濡れていたのと、かなり肌寒かったので大地に寝転んでの森林安息は行わないで、それぞれ思い思いの場所を選んで佇み、聞香から静かに森への感性を高めて五感をやしない、オンからオフへの切り替えを行いました。参加者からは、空がクリアに見えるようになったとの感想が有り、切り替えがうまくいったようです。
公園の中をいろいろ歩きましたが、今日は風があって寒いのでゆっくりと歩きながら森の持つ癒し効果などを話していきました。
周囲の木々で風が遮られている第1キャンプ場で樹林気功を行いました。3回行いましたが、最後はの皆さん思い思いの場所でゆったりと自分のペースで行ってもらいました。あとで感想を聞いたら、自分のペースで行ったことでリラックス感が高まったと言っていました。
海風も和らぎ、日差しも見えてきたので磯遊びの海岸に降りてみました。潮風が優しく頬をなでていきます。まさにタラソテラピーの世界です。
海風には海塩粒子という塩分、ヨウ素、マグネシウムなどのミネラルを含んでいて、呼吸や、皮膚から吸収されます。また、海での日光浴や大気浴は新陳代謝を高めたり、気持ちを落ち着かせたり、血液循環も高まるそうです。(「温泉と健康」阿岸祐幸著:岩波新書)
最後に感想を聞いたら、「不思議な体験をした」とか、「ものすごく癒された」という話がでて、それなりに効果があったのかな、と思いました。
彼らは、今後の貴重な戦力と考えています。
コメントをお書きください