昨日、千葉シニア自然大学で「地形・地質学入門」を受講しました。
千葉県のある房総半島は、地質学的に見ると実にダイナミックなところに住んでいると再認識しました。
特に興味を持ったのは、南房総市で産出された新鉱物の「千葉石」です。2011年2月に「chibaite(千葉石)」として認められたそうです。
何がすごいかというと、産業総合研究所のプレスリリースによれば「『千葉石』は、ケイ素原子と酸素原子から構成された『かご』状の結晶構造を持ち、『かご』の内部にはメタンなどの分子が閉じ込められている。・・・中略・・・。主成分にメタンを含む鉱物としては世界で2例目である。」と記されています。
新鉱物の成分は水晶と同じ二酸化ケイ素(シリカ)で、かご状の構造の隙間にメタンなどのガス分子が含まれるものを天然ガスハイドレートと呼ぶそうですが、その骨格構造からⅠ型、Ⅱ型、H型の三種類があるそうですが、今回見つかった千葉石はⅡ型のシリカ鉱物としては世界最初だそうです。また、H型も見つかっており、これらの発見で、シリカ鉱物でも三種類の構造が自然界にも存在することが初めて確認されたそうです。
なお、H型の鉱物名は現在、国際鉱物学連合(IMA)に申請準備中で確定していないとのことです。
この新鉱物が見つかった場所が森林セラピー基地に申請している南房総市ということで、とてもワクワクしています。
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