昨日(11月23日)、山梨市森林セラピー基地の西沢渓谷でセラピーガイドのデビューをしました。
お客様は、50代後半の女性で3名でした。
お客様は甲府市に在住で、ガイドの僕が千葉市ということで、逆な感じでお客様もびっくりしていました。
僕は前日に西沢入りしてコースを下見し、夕方は先輩ガイドの資料を受け取り、その説明を聞いて準備に備えました。また、夜にホテルで万華鏡を作り、それに奥多摩湖で採取した赤く色づいた葉っぱや、可憐な小さな花を摘んでいたので万華鏡に入れて覗くと、不思議な世界が待っていました。
翌日のお客様の楽しんでる顔が目に浮かびそうでした。
ガイド当日は、9時に駐車場で待ち合わせて、概略の説明と時間の制約を確認してストレスチェック等をしました。3人ともいい値でした。
歩き始めてすぐの広場でストレッチを行い、体をほぐして歩き出しました。
雲一つない小春日和に、今日一日楽しい森林セラピーができそうな雰囲気でした。
最初の森林安息場所のカラマツ林で、「聞香」を取り入れた森林安息を行いました。シートを引いて横になり森の香りを感じ、小鳥の声や、沢の音、日差しなどを感じてもらいました。
15分ほど目を閉じてから静かに目を開けてもらうと、そこには真っ青な空を葉を落としたむき出しのカラマツの幹とのコントラストや、造形に不思議な感じを持たれたようで、今までにない感覚だと喜んでいました。
また、万華鏡を覗いてもらうと、ここでも歓喜の声がしました。「何か選んで万華鏡に入れてもいいですよ。」と話すと、目の前の小さな赤い実をとって入れて覗くとまた歓喜。
とても癒されたようで、素敵な笑顔になっていました。
西沢山荘を過ぎて山道になり、吊り橋を渡って鶏冠山登山道に入った場所で樹林気功を行いました。
ここからは、あまりメニューを行える場所はないので、方杖橋までは普通に歩きましょうと言って、歩き始めました。沢沿いは日陰が多く寒いので、汗をかかないスピードで、その代わりあまり休まないで歩きました。
滝などの場所では、立ったまま小休止して滝見物です。滝ごとにマイナスイオン値を説明すると、感心していました。
方杖橋からの最後の登りは、登り始めと数箇所凍っているので、事前に注意し慎重に登りました。
登りきったところのトイレのある休憩場で昼食。
セラピー弁当を美味しそうに食べていました。僕は、お湯を沸かしてカモミールのハーブティをおもてなししたら、とても喜んでいました。
ここからは森林軌道跡の道をのんびり歩き、いくつかのプログラムを行って予定通り午後3時に駐車場につきました。
最後に今日の感想を聞いたら、初めての経験が多く、今までただ山に登っているのと違った経験ができて楽しかったと言っていただきました。
また、歩くスピードが遅く、いくつものプログラムを行っているので時間が気になったけど、予定通りに帰れてびっくりしました。とも言っていました。
最初のガイドとしては、楽しんでいただけたようでホッとしています。
今年は、これが最後ですが、来年の課題もわかってきたのでスキルアップに努めるとともに、南房総市のセラピー基地での活動にも生かしていきたいと強く感じた1日でした。
今回はガイドに徹するため、写真は座観の後ろ姿1枚だけですが、来るときと帰るときの柳沢峠からの富士山が印象的でしたのでアップしました。
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