昨日、新しいつながりができました。
友人の紹介で、千葉県印西市の千葉ユータウン近くで、里山を管理している市民団体を紹介され、会長に会ってきました。里山を管理しながら、三つの小学校区で子供たちを自然に触れさせる活動をしています。腰の低い誠実な会長さんでした。
森を案内して頂き、周辺の谷津田や白鳥の飛来地なども案内していただきました。
綺麗に管理された里山。子供たちが遊べるように、ツルを残し、丸太のベンチやテーブルはほどよく配置されていました。春には、キンランが咲き乱れるようです。
大きなエノキが印象的です。僕の好きな風景です。この風景を見ていると、農繁期に農作業をしている農家の人たちが、お昼や休憩時にこのエノキの下に木陰を求めて集まり、おにぎりやお茶を飲みながら歓談している姿が目に浮かびます。
僕は意識的に景色と風景を分けています。景色はあるがままの姿。風景はそこに人の生活がにじみ出ている景色。その意味で、とてもいい風景でした。
伊藤桂一という作家が、「釣りの風景」というエッセイを書いていますが、その中で「風景を釣る」というところがあります。「釣りというのは、魚を釣ることもだが、それより風景を釣ることではないかと、私は思っている。清流や渓流沿いの風景に、身を濯われることが楽しいからである。」渓流釣りを楽しんでいる僕にとって、最も好きな言葉です。
会長さんの自宅近くに、白鳥の飛来地があります。今までと違った印旛沼周辺の風景が広がっています。
干拓された水田がどこまでも広がっています。その一角に白鳥の飛来地があります。この会では、白鳥の飛来を待って、冬鳥の観察会を行うそうです。僕も参加を申込みました。
また、来春の良い季節に森林療法を体験していただくことになりました。
今から楽しみです。
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