5月27日と28日にかけて、千葉シニア自然大学の研修旅行に行ってきました。
場所は、東金から九十九里を経て、大多喜城を見ていすみ鉄道に乗って帰ってくるものでした。
普段、自分ではなかなか行きださないコースだったので、千葉にもこんなところがあるのだ・・・。と再認識した旅行でした。
スタートは東金市にある日吉神社から始まります。日吉神社は最澄が滋賀の日吉神社の分霊として造られ、明治になって日吉神社となったそうです。
千葉県には船橋からこの東金にかけて、御成街道という徳川家康が鷹狩りのため、短期間で37kmに及ぶ直線の街道を造らせましたが、ここもその街道の一部です。
ある説では、鷹狩りとは表向きの理由で本当の狙いは、徳川政権の安定のため、房総の諸勢力への警戒や牽制にあったと言われています。
ここの杉並木は、徳川家康がこの地を訪れた時に指示して植えられたそうで、日光杉並木よりも古く樹齢も400年以上と言われています。
この杉は、一本の杉から2本の幹が成長したもので、婦夫杉と言われているものです。幹と幹との間をまたぐと子宝に恵まれると言われているそうです。
御成街道の終点には、徳川家康が遠征してきた時にとどまるための東金御殿が造られましたが、現在は県立東金高校(旧東金女子高)になっています。
東金御殿前には、八鶴湖という人造湖がありますが、現在は工事中で絵にならないので写真はありませんが御殿から90度の位置に八鶴館という明治18年に創業した旅館(現在は経営者が変わって、八鶴亭という名称で料亭として営業しています)があります。
この旅館には、伊藤左千夫、島崎藤村などの文豪や著名人も来館し、昭和31年には平成天皇が皇太子の時にご宿泊されたという由緒あるところです。現在は国登録有形文化財として大切に使われています。
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