市川市の小学校で出前授業をしてきました。
昨日、NPO法人防災千葉の一員として千葉県市川市の小学校に「語り継ぐ災害真間川」というタイトルで、5年生、6年生を対象として出前授業を行いました。
このNPOは、千葉県の土木行政に関わってきた技術職員のOBが、災害の防止と啓蒙などを目的として組織されている団体です。
過去に千葉県内で発生した各種の災害から、その地域の小学生たちに「災害を正しく理解し、身を守ること」を目的に数年前から行ってきました。
今年は、十数年前まで毎年のように都市型の水害を受けていた市川市の真間川での水害について流域にある小学校に出前授業に行きました。
子供たちは、学校の周辺が水害の写真や動画に驚いた様子で見入っていました。
授業後の質問や感想も活発に発言があり、とても良い日が過ごせたと思いました。
この真間川の川沿いに私の母校(高校)がありました。高校生の頃、春は一つ手前の駅(京成鬼越駅)で降りて約2キロの距離を、この写真にある土手沿いの桜並木を通っていました。
部活(ワンダーフォーゲル部)では真間川沿いに江戸川まで約6キロを走り、江戸川の土手でトレーニングをして戻ってきたことが思い出されてきました。
真間川は昭和50年代から毎年のように水害に襲われるようになってきたため、河川改修でこの桜並木を伐採することになり、地元の市民団体と騒動が起きていることで新聞を賑わしていましたが、その後できるだけ改修後に桜を残すことで合意し、河川改修が進みました。
私も最後の水害(平成8年)の翌年、この事務所に配属になり2年間河川改修を担当しました。市民団体とは激しく議論しましたが、それは進めることを前提にしているため楽しい議論だったと思っています。
今日の小学校は、私が担当した工事箇所の近くにあり、また、私が転勤後まもなく母校もこの近くに移転していたので、後輩たちの下校姿を見ることができました。私の時代は男子校でしたが、学校の移転に合わせて共学になり、後輩たちが仲睦まじく下校している姿を見ると、羨ましく思われてもきました。
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