森林療法のフィールドに行ってきました。
先日、森林療法のフィールドと考えている房総風土記の丘に行ってきました。
今回で3回目ですが、いいところです。写真は旧学習院初等科正堂(重要文化財)脇のラベンダー畑です。ラベンダーの香りが気を静めてくれました。
奥の白い建物が見えますが、この建物が初等科正堂です。正堂前は遊び位の広場で芝生が広がっていて気持ちの良いところです。
学習院初等科正堂のそばにある、復元された101号墳(円墳)です。墳丘の周りには同じく復元された埴輪が飾られており、かなり圧巻です。古代人になったつもりで当時をしのんでみるのもいいでしょう。
学習院初等科正堂から森の中の道を歩き印旛沼の見える遊歩道を歩いていくと、遠くに印旛沼が見える開けた場所につきます。遊歩道の脇にはベンチが2基あり休憩するにはよいところです。森林療法的としては座観に適した場所になります。
*座観とは座って景色を眺めることですが、森林の持つ癒し効果のエビデンスを研究している「NPO法人森林セラピーソサエティ」での実験では、明らかに都市部での座観に対して森林部のほうがリラックスしていることが示されています。
明るい遊歩道を歩いていくと様々な墳丘が見られますが、すべてに番号が振られているので案内図と照らし合わせると自分の位置関係がはっきりするのでとても分かりやすいです。
この24号墳(前方後円墳)の周辺は写真でもわかるように明るい広葉樹の森で、樹林気功やヨーガの場所として適していると思いました。ゆっくりと呼吸を整えてリラックスしましょう。
このコースでは珍しく、わずかな距離ですがウッドチップがまかれていました。足の感触が気持ちよく、チップの香りがさわやかに感じられました。とても癒されたひと時でした。
今、全国の森林セラピー基地のセラピーロードにはこのようにウッドチップで舗装された遊歩道が作られていて、とても評判がいいそうです。
僕も、福岡県うきは市にあるセラピー基地に行きましたが、川沿いにウッドチップの遊歩道を歩くと、とても気持ちがよかったです。
このホームページのギャラリーにうきは市の写真を載せていますが、遊歩道の写真もありますので見てください。
ここは、万葉植物園です。この時期は山百合や、ノカンゾウ、ヤブカンゾウの花が咲いていましたが、このように万葉集に詠まれている植物の歌が表示されています。
この歌は、どこにでもあるニシキギ科のマユミを詠んだものです。
旧御子神家住宅は南房総市丸山町に、安永9年(1780年)に建てられた中規模農家です。当時の生活をしのぶのもいいでしょう。
そろそろ終わりに近づきました。出発点の学習院初等科正堂はもうすぐです。ここで、今回であった植物や昆虫たちの写真で終わりにしましょう。
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